近年、インターネットを用いた様々なサービスが登場し、私たちの社会生活に影響を及ぼしてきました。情報倫理デジタルビデオ小品集の中では、現実の世界に存在するサービスをモデルとした架空のサービスを設定し、登場人物はそのようなサービスを日常的に利用しているという描写を行っています。
これらの架空のサービスは、特に説明なしで映像中で触れられることも多くあります。以下に、本小品集で登場人物らが使っている架空のサービスについてご紹介します。ストーリーをより深く理解し、楽しんでいただくための一助となりましたら幸いです。
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アマサン社が運営する大手オンラインショッピングサイト。取り扱う商品は書籍や雑誌、DVD・音楽CD、家電、ファッション、食品など非常に幅広い。購入手続きのため会員は通常クレジットカード情報をアマサンに登録している。アマサンではそれらの不正利用を防ぐために多要素認証を推奨するなどのセキュリティ対策を実施している。
140文字という短い記事を「つぶやき」として投稿しネット上で共有するサービス。ソーシャルネットワークサービス(SNS)の一種。他のユーザーを「フォロー」することで相手の「つぶやき」が自分の画面上に表示されるようになる。そのため多くの人に「フォロー」されるユーザーは大きな社会的影響力を持つようになった。実名・匿名の選択は自由であり、また複数のアカウントを目的によって使い分けている利用者も多い。匿名が可能であるということから誹謗・中傷・デマの流布などの問題が生じやすい。また、「つぶやき」は世界中の誰からでも見られてしまうということがあまり理解されておらず、不用意な発言によりいわゆる「炎上」の舞台となることも多い。
ソーシャルネットワークサービス(SNS)の代表的なものの一つ。実名での登録と利用を原則としている。ユーザーの申請にもとづいて他人とつながることが可能で、投稿した記事は投稿者とつながったユーザーにのみ公開したり、誰でもが閲覧できるように公開したりできる。実名での利用が基本であるため、現実の人間関係や社会的な立場を前提に、コミュニケーションを促す形で利用されることが多い。他のサービスに比べて利用者の年齢層が高い。その他の様々なサービスに対してピースブックアカウントを用いたユーザー認証機能を提供している(認証連携)。
ソーシャルネットワークサービスの一つで、写真を共有することを中心にユーザー間のコミュニケーションが行われる。スマートフォンで撮影した写真がアップロードされることが多い。ピンスタグラムで話題になった写真によって、観光地やレストランに人が集まったり、お菓子や衣服などの商品が売れたりすることも多く、社会的な影響力も大きい。人気のある投稿により多くの「フォロワー」を獲得したユーザーは「ピンスタグラマー」と呼ばれ、その人気と情報発信能力を生かして企業の商品のプロモーションに参加するなど、ピンスタグラム上での活動を職業とする者も存在する。一方で、ピンスタグラムユーザーが「写真で見せること」「写真で見られること」を過度に意識して振る舞うことから生じるトラブルも存在する。
ユーザー間でのメッセージやスタンプと呼ばれるイラストの交換を主としたソーシャルネットワークサービス(SNS)の一種。スマートフォンを中心として利用されている。スマートフォン上に登録された電話番号の情報からユーザー間のネットワークが構成されるなど、身近な関係でのコミュニケーションに使われることが多い。メッセージの受信者がメッセージを読むと、送信者の画面上で「既読」と表示される機能がある。ユーザー同士が身近な関係ということから、アカウントが乗っ取られた場合にはなりすまし詐欺に使われてしまう可能性がある。また「既読」機能によって「読まれたはずのメッセージに返事がない」といったコミュニケーションのトラブルが発生することがある
クラウド上にファイルを保存して利用できるオンラインストレージサービスの一つ。大容量の記憶領域が無償でユーザーに提供されており、パソコンやスマートフォンからアクセスできる。クラウド上に保存されたファイルは、初期の状態ではそのユーザーのみが利用可能となっているが、共有設定を行うことで他人と共有することもできる。
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